お知らせ

【研究論文の投稿に当たって】

 平成30年9月3日の毎日新聞において、質が十分に保証されていない粗悪な学術誌(通称:ハゲタカジャーナル)への投稿が問題視され、そのうち、日本の大学・研究機関に所属する研究者の論文3,972本について調査した結果、九州大学が147本と最多であることが報道されました。
 論文の質を担保することはもちろん、当該論文の公開方法についても一義的には各研究者が自らの責任において判断すべきものでありますが、安易な論文投稿先ジャーナルの選択は、ご自身の研究成果に疑念を生じさせ、引いては九大の研究力に悪影響を及ぼす恐れがありますことから、研究成果の公開方法について慎重に検討する必要があります。
 対処方法として、エルゼビア社のScopus論文データベース(研究者プロファイリングツールPure、研究力分析ツールScival)を利用されることをお勧めします。これらは一定の評価基準の下、審査(査読)を受けた論文のみ登録されており、世界大学ランキング等に様々な形で活用されていることから、一定の保証を得ていると思われます。投稿先のジャーナル選択のみならず、共同研究の相手方の選考などにもご活用下さい。
 今後、このような不名誉な形で本学が報道されることがないよう、一致協力して、努めて参りたいと思います。ご協力の程、よろしくお願い申し上げます。
 
研究担当理事・井上和秀

問合せ先:九州大学 研究・産学官連携推進部 研究企画課
E-mail: kiskacho@jimu.kyushu-u.ac.jp
TEL:092-802-2316